【怖い話】山奥の不気味なレストラン

十年くらい前になります。

友人とドライブ中、山奥にあるレストランに立ち寄ったときのことです。

店内に入ると、異様な光景が目に飛び込んできました。

入り口からトイレまでの通路に、所狭しと仏像がずらりと並べられていたのです。

圧巻だなと思いつつも食事を済ませ、外を散歩していたのですが、急に尿意を催してしまいました。

トイレに向かいましたが、あいにく先客が使用中。

仕方なく近くの小川で用を足したところ、そこには「三途の川」と書かれた看板が立っていました。

趣味の悪いことをする奴もいるもんだと、あまり気にかけていなかったのですが…。

その日の夜、宿泊先のホテルで金縛りに遭いました。

カーテンに目をやると、無数の顔が浮かんでおり、その中の一つが徐々に大きくなって私に迫ってきたのです。

同じ部屋で寝ていた友人もうなされており、後で話を聞くと

「たくさんの人が部屋中を行進していた」

と言っていました。

その出来事から一週間後、私は突然首が回らなくなり、頭まで激しい痛みに襲われて動けなくなりました。

いくつかの病院を回りましたが、原因は分かりませんでした。

最終的に、あるお参り所で見てもらったところ

「赤ん坊が肩に乗っている」

と言われ、数珠で軽く叩いてもらったところ、不思議なことに痛みがスッと消えたのです。

後から聞いた話では、その場所は昔、処刑場だったそうです。

この経験以降、どんな場所でも、決して失礼のないよう気をつけるようになりました。

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