【怖い話】呼ぶ曾祖母

最近の出来事から。

先月の下旬に、母方の曾祖母のお墓参りへ行く日の早朝の事です。

夢の中で、まったく知らない人に腕を強く掴まれて、夢の中の私はかなり抵抗していました。

うなされてうなされて…。

自分のうなされ声で、目が覚めたんですね。

それと同時に、刀のかち合うすごい音が、窓の外を行ったり来たりしているんです。

お墓参りに行く予定の私を、曾祖母が迎えに来てくれたのか、助けに来てくれたのか解りませんが、音は凄まじいものでした。

母に話したら

「曾祖母の墓所の辺りは、昔合戦があったからねぇ」

と妙に納得していました。

曾祖母の姓も刀という文字が付く姓ですので、詳しくはわかりませんが、何かいろいろとあるんでしょうね。

実は、行こうとしていたお墓参りそのものが、会った事の無い曾祖母から、名指しで来るように言われていたものでした。

数年前、初めてその墓所へ行った折に

「また、来るからね」

と言って、それっきりだったのです。

先月、曾祖母が夢に現れて

「あれ以来、来ていない」

と言われ、お墓参りの予定を立てた矢先の出来事でした。

刀の音はそれっきりですが、あの世に行った御方との約束はきちんと全うしないといけないなぁと、反省しました。

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