【不思議な話】綺麗なおばあちゃん

中学生の頃、母方のおばあちゃんに会いました。

その日は朝方に急に目が覚めました。

隣で母が寝ていたのですが、その隣が少し光ってて、なんだろうと思って起き上がってみると、母の隣におばあちゃんが寝てました。

おばあちゃんは母が小さいときに亡くなっています。

私は全く面識はありませんでしたが、いつも写真で見ているおばあちゃんだとすぐにわかりました。

はじめは夢かと思い立ち上がってみたり、目をゴシゴシこすったり、ほっぺをつねってみたりしましたが、何度見てもやっぱりいました。

その姿はうまく説明が出来ないのですが、金色とか銀色とか虹色とか、いろんな色に光ってて。

子供でもあり、大人でもあり、老人でもあり。

男性でもあり、女性でもあり。

訳がわからないと思いますが、本当にそう見えたんです。

すごく綺麗な姿をしていて、物凄く幸せな気持ちになりました。

10分くらいずっと見ていて、心が満たされて、幸せな気持ちのまま再び眠りにつきました。

朝ごはんのときに、何気なく母親にその話をすると、母が泣き出しました。

落ち着いたあと話してくれたのですが、おばあちゃんが亡くなる時、おじいちゃんに手を握られて

「母を守ってやるんだぞ」

と言われ、強く頷いて亡くなったそうです。

何かに守られている気はずっとしていたそうですが

「本当にずっと守ってくれてたんだね。嬉しい」

と言っていました。

もう何十年も経ちますが、今も思い出しただけでもとても幸せな気持ちになります。

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