【怖い話】会いに来てくれたおじいちゃん

私が小学生だった時。

夜中に起きる事がほとんどない私でしたが、その時はなぜか「起きなきゃ!」という気持ちで、寝ぼけ眼でトイレへ行きました。

ウチのトイレは廊下の丁度真ん中、ベランダ部分に仮設の様な感じであり、ドアを開けてトイレに座ると廊下が見れるようになっています。

座りながらぼーっとしていると、廊下をウロチョロと影が動き廻っているのが、見えていました。

不思議と

「あぁ〜。おじいちゃんが待っているのか」

と冷静でした。

「おじいちゃん出たよ~」

「ありがとう」

「おやすみ」

と、おじいちゃんと会話しベッドへ戻りました。

翌朝、夜中に危篤になったおじいちゃんの所へ行って来る、という両親の置手紙があり、びっくり。

確かに私はおじいちゃんに会ったし、会話も短いながらした。

でもね、おじいちゃんとは家は近いけど、一緒に暮らしてない。

不思議な事だけど、怖くないし、そこにはおじいちゃんが居たって思ったら、会いに来てくれたんだってすごく嬉しかった。

実際、おじいちゃんが意識不明になった時間と、私がトイレで会った時間はほぼ同じだったそうです。

これは余談ですが、私の生年月日は、年号以外おばあちゃんと同じ。

そして、ひいおばあちゃんが●くなった時間が、私の生まれた時間なんですよ。

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