【怖い話】金縛りにあう夢

子供の頃、友達の家へ遊びに行ったときのことです。

その日は私と妹を含め、全員で8人で遊んでいました。

なんの遊びをしていたのかは忘れてしまいましたが、しばらくして二組に分かれて遊ぶ事に。

が、どうしてもキレイに二組に分かれる事が出来ないのです。

何度やっても4人と5人に…。

全員で8人のはずなのですが、9人いるのです。

全員の顔を見渡しても知らない顔はないし…。

そんなことがあった日の夜、金縛りにあいそうだな、となんとなく思いながら眠りに付きました。

子供の頃の私は、よく金縛りにあう夢を見ていて、それも毎回同じような内容の夢を見ていたのです。

この日のような金縛りにあう夢の予感というか前触れは初めてのことでしたが…。

眠っていると、廊下を子供がペタペタ…と早足で歩くような音が聞こえたんです。

怖いなと思っていると耳鳴りがして、怖さのあまりにベッドの電気をつけるのですが、なぜか点きません。

ホントに怖くなって部屋の電気をつけようとするのですが、何度やっても点きません。

他の部屋の電気をつけようとしても、どれも点きません。

怖くて半泣きになりながら家中を歩き回って、だんだん体が動かなくなってくると目が覚めるのです。

で、なんだ…今のは夢だったんだ、ということが数回ありました。

数年後、妹と金縛りの話をしていて、夢の話だとは思うんだけど…、と言ってこの話をしたところ、妹もまったく同じ体験をしていたことがわかりました。

当時はバカにされるのが嫌でお互い誰にも話してなかったようで、この話を聞いたときにはぞっとしました。

姉妹といえど、何度も同じ、しかも金縛りの夢を見ることなどあるのでしょうか。

今でも妹と話すとたびたび話題に上がる不思議な体験です。

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