【怖い話】撮れがちな心霊写真

私は心霊写真を撮りがちな体質です。

以前、海外に引っ越す友人の見送りで空港に行った時のことです。

撮影時、端っこに立ってた友人の肩に、手首から15cmあたりで切れた感じの手が写っていました。

関係あるのかはわかりませんが、その友人は母親を亡くしたばかりでした。

他には、私の部屋で雑誌を読んでいる友人を写真に写したところ、下半身が透けて足は全く写っていませんでした。

友人はその後、とある病気になり長期入院しました。

またある時は、運動会で友人が走ってる写真を撮影したのですが、友人の左手がすっぽりと消えて写ってました。

後日その友人は、バイク事故でかなり長引く左手の怪我をしていました。

で、ここまで心霊写真が多いと、もしかしたら自分は心霊写真を撮りやすい人なのではと思い、心霊写真を撮ろうと友人ととある心霊スポットの滝に行って何枚も撮影しました。

でも結局、そこでは一枚も撮れませんでした。

がっかりして帰宅し、いつものように眠りにつきました。

眠っていると、うっすらと誰かの気配を感じ目を覚ましました。

寝ぼけながらぼーっと天井を見つめていると、自分の枕元にお坊さんが現れて、お経を唱えはじめました。

えーっ!と思ってしばらく固まっていると、お坊さんに白い布をかけられました。

それも顔に。

そのままお経は続き、気絶したのかはわかりませんが、気づけば意識が飛んでいたようで、目を覚ましたときには朝になっていました。

顔になんとなく違和感を覚えながら過ごしていたのですが、お坊さんが現れた数日後、事故に遭い顔を怪我してしまいました。

心霊写真以外で何か起こったことは初めてだったので、もしかしたら心霊スポットから連れて帰ってしまったのかもしれません。

それ以来、心霊スポットに行くことはなくなりました。

その後は私自身には何も起きず、心霊写真も変わらずちょくちょく撮れていたのですが、あるテレビ番組で、心霊写真をよく撮る人は低級な霊に操られやすい人、と聞きました。

自分の身に何か起きるかもしれないと怖くなって、今では写真を撮ることも控えるようになってしまいました。

ただ今でも心霊写真が撮れてしまうのか、少し気になってはいます。

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